経産省=「燃料アンモニアサプライチェーンの構築」プロジェクトを公募
経済産業省は15日、「燃料アンモニアサプライチェーンの構築」プロジェクトの公募を開始した。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がグリーンイノベーション基金を使用し、アンモニア利用の拡大や製造の高効率化、低コスト化など、技術的な課題を解決することで需給一体の燃料アンモニアサプライチェーン構築を目指す。
具体的な研究開発テーマとしてNEDOは、「アンモニア供給コストの低減」、「アンモニアの発電利用における高混焼化・専焼化」の2項目を挙げている。2050年カーボンニュートラル実現に向け、NEDOは2兆円の基金を造成。経営課題に取り組む企業等に対して10年間の研究開発や実証、さらに社会実装まで継続的に支援する方針を決めている。
経産省は平野正雄早稲田大学大学院教授を座長に迎え、4月に審議会「グリーンイノベーションプロジェクト部会 エネルギー構造転換分野WG」を立ち上げた。この審議会で基金の効率および効果的な活用方法、さらに基金事業全体を管理、運営の基本方針を議論している。
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