石油化学=4月15~19日:エチレンが軟化、需給の緩和で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は総じて基調の強い展開となった。地政学的リスクの高まりを受けた原油相場高や、中国で大型芳香族設備の不具合が生じたことなどが強材料となった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は軟化した。韓国のエチレンメーカーの在庫は重く、売り気が見られる。一方、誘導品の需要が弱いため、北東アジアの需要家のエチレンに対する買い気は低迷している。このなか、需給の緩和感から商談水準が低下した。
アジアのプロピレン市場は需要家の買い気が見られるが、商談可能な売り物が少ない。
北東アジア着の市場では、台湾および中国需要家がスポット玉に買い気を見せているものの、スポット売り物が限られているなか、成約が聞かれない。
アジアのブタジエン相場は軟調となった。
北東アジア着の市場では、誘導品の需要が強くない一方、先行きアジア域外品が到着する見通しとなっているなか、スポット玉に対する需要が後退した。こうした状況下、相場の基調が弱まった。
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