原油・コンデンセート=3月18~22日:5月積みキマニスの入札が落札
中東 5月積みオマーンの商いでは、台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)が20日、入札をとおして200万バレルをスポット購入した。欧州のビトールが、いずれもドバイ市況に連動した価格で販売した。FPCCは先月、4月積みとして実施した入札でもサウジアラビアのアラムコトレーディングからオマーン200万バレルを購入していた。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 5月のアンゴラ産原油の船積みスケジュールが開示され、計32カーゴが船積みされることが判明した。供給は前月よりも2カーゴ程度少ない。そのうち、アンゴラの生産者ソナンゴルは計13カーゴを扱う。油種別では、モスタルダ、ダリアに各4カーゴ、カビンダ、パズフロールに各3カーゴの供給が予定されている。さらにネンバ、ジラソル、キサンジュ、サツルノ、プルトニオ、クローブに各2カーゴ、ハンゴ、モンド、サクシ、サンゴス、オロンベンド、ジンダンゴに各1カーゴの供給予定がある。
南方 5月積みマレーシア産の商いでは、米コノコフィリップスは15日応札の締め切りでキマニスの販売入札を実施し、豪州の製油所がこの入札をDTDブレントに対して11ドルのプレミアムで落札したと伝えられた。この入札の対象は5月2~7日積み1カーゴだった。中間留分の精製マージン悪化を受けて、キマニスに対する買い気は後退すると当初予想されていた。しかし、5月積みベトナム産チムサオの販売入札が実施されないことを背景に、キマニスにスポット需要が集まったようだ。
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