石油化学=1月8~12日:ブタジエン相場上昇、韓国勢の買い気受け
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週半ばに上昇する場面がみられた。原油相場が上昇したことなどを受けた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週前半、軟調に推移した。鄭州商品取引所でPTA先物相場が下落したことを受けた。また、中国で大型のPX設備が定修を終え稼働を再開したことで、供給の潤沢感が強まった。
【オレフィン】
北東アジアのエチレン市場では、固定価格の商談が低調。市況連動の取引では、2月中国着の成約が北東アジア着のスポット市況に対し10ドル台前半のプレミアムで伝えられた。設備関連では台湾中油(CPC)の第4ナフサクラッカーが定修を終えて再開した。
アジアのプロピレン相場は全般的に静かな商況となった。
北東アジア着市場では、需要家の買い気が弱い一方、売り手も販売を急ぐ必要がないため、取引が低調となった。
アジアのブタジエン相場は堅調に推移。
アジアのブタジエン市場では売り物が少ない一方、韓国向けの需要が旺盛となっているなか、需給に引き締まり感がある。こうした状況下、相場の基調が強まった。
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