原油・コンデンセート=2月15~19日:マーバンが+20セント超えに上昇
中東原油/コンデンセート 4月積みアブダビ産マーバンの市況連動相場は、強含んだ。主要産油国によるターム供給の削減が続くなか、ブレント原油とドバイ原油のEFSが拡大し、ドバイ市況に連動した中東産原油が割安に映ったことで相場が上昇した。タイ石油公社(PTT)は17日に締め切った同国石化IRPC向けとなる4月後半~5月前半着カーゴを対象とした入札で、少なくとも1カーゴのマーバンを購入した。落札者は現時点では明らかではないものの、価格はOSP指標に対して20セントを上回るプレミアムとなった。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート 4月積みの東シベリア産エスポの相場は強含んだ。旧正月明けの中国の需要回復への期待が強まる共に、ブレントとドバイの格差がブレント高に拡大し、エスポなどドバイ市況に連動する油種の評価が上昇した。露生産者スルグトネフテガスが18日に締め切った4月積みとして3回目となる販売入札で、対象の4月18~25日、21~28日、25~30日積みの3カーゴを販売した。価格はドバイ市況に対して2.00~2.10ドルのプレミアム。買い手については、韓国の需要家が1カーゴを落札したとの情報が寄せられたが、詳細は明らかになっていない
南方原油/コンデンセート 4月積みマレーシア産原油の商いでは、キマニスの供給が合計で7カーゴとなると伝えられた。前月と比べ2カーゴ程度少ない水準となる。生産設備のメインテナンスが予定されていることから、前月より少ない供給となるようだ。船積み日程の詳細は不明ながら、マレーシアの国営ペトロナス、米コノコフィリップス、英蘭ロイヤルダッチ・シェルに各2カーゴ、インドネシアのプルタミナに1カーゴの割り当てがある。
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