シナネン=「供給過程」のCO2排出・実質ゼロの燃料、法人向け販売開始
シナネンホールディングスの子会社であるシナネンは8日、「供給過程」で排出される二酸化炭素(CO2)が実質ゼロとなる燃料の販売を法人向けに開始した。対象はガソリン、灯油、軽油、重油の4種。民間が運営する炭素クレジットである「ボランタリークレジット」を活用し、燃料のサプライチェーン(供給網)の中で、調達のための輸送など上流部分で排出されるCO2を削減する。供給網に基づくCO2排出範囲の国際的区分では、上流は「スコープ3」の一分野にあたる。 シナネンは、自社の事業で直接排出するCO2(スコープ1)や、電力などエネルギー利用で間接的に排出する分(スコープ2)の削減で既に取り組みを進めている企業に対し、一層の脱炭素を支援するためボンタリークレジットを活用したガソリン、灯油、軽油、重油の販売を進める計画。
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