LINEヤフーはこのほど、政府が二酸化炭素(CO2)の吸収量を認証する「Jクレジット」を年1,500トン、10年間にわたり購入すると発表した。田島山業(大分県日田市)から森林由来のJクレジットを調達し、燃料使用などにより自社が直接排出するCO2(供給網の中の排出区分・スコープ1)と自社で間接排出する分(スコープ2・他社から調達する熱や蒸気などの使用)のうち、電力使用に由来する分を除く排出量のオフセット(相殺)に充てる(*)。田島山業は、Jクレジット売却による収益を森林の整備や再造林などに活用する。
田島山業は森林整備などの取り組みにより、樹木の減少を防ぐほか、管理の難しくなった山を買い受けて土壌保全機能を維持し、土砂災害の防止につなげる計画。保有する森林に生息する大分県の準絶滅危惧種である「チクシブチサンショウウオ」、「アケボノソウ」などを保護するため、森林整備を通じ自然環境の保全にも努める。
(*)お詫びと訂正: 20日16時42分の配信で記事中「供給網のなかで燃料使用などによる自社の直接排出分(供給網の中の排出区分・スコープ1)と、電力使用などで自社が間接排出する分(スコープ2)のオフセット(相殺)に充てる」としていた部分について上記のとおり訂正し、お詫びします。
写真の出所: LINEヤフー 発表資料(15日)
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