東芝エネ=福岡のバイオマス発電所で世界初のCO2分離回収
東芝エネルギーシステムズは10月31日、グループ会社のシグマパワー有明が運営する三川発電所(福岡県大牟田市、出力5万kW)で二酸化炭素(CO2)を分離、回収する大規模実証設備の運転を始めたと発表した。同発電所はパーム椰子殻(PKS)を主燃料とするバイオマス発電所で、発電で生じたCO2を「CCS」、「CCUS」と呼ばれる技術で分離、回収、貯留する。バイオマス発電所における大規模なCCSの運用は世界初。今回運転開始した設備は同発電所で生じるCO2の50%を分離回収できる。
バイオマス燃料は燃焼でCO2を排出するものの、成長時にCO2を吸収するため、正味のCO2排出がない「カーボンニュートラル」な燃料と位置付けられている。ここにCCSを組み合わせることで、正味のCO2排出がマイナスとなる「ネガティブエミッション」が実現できる。
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