AGC=G水素製造時のイオン系交換膜製造設備を北九州市で新設
AGCは1月30日、北九州事業所(北九州市戸畑区)でグリーン水素製造時に用いられるFORBLUE Sシリーズの製造設備を新設すると発表した。これは、独自の高機能フッ素ポリマーを原料としたPEM型水電解装置向けフッ素系イオン交換膜で、消費電力を抑制する電圧性能と水電解装置の安全運転に関わるガスバリア性能が特徴。2017年から試験販売を行っている。 同社の北九州事業所は1914年に板ガラス製造工場として操業を開始しているが、今回のプラント新設は、2002年の重曹生産中止以来、北九州市で24年ぶりとなるプラント操業になる。投資額は150億円で、稼働開始は2026年6月を予定している。 また、北九州市は響灘区で福岡県と再エネの余剰電力からCO2フリー水素を製造し、県内各地に運搬して利用するモデル実証事業を行っている。
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