Honda=水素事業を拡大、新型FCEVを2024年に北米と日本で発売へ
Hondaは2日、水素事業説明会を実施し、次世代燃料電池システムを搭載した新型燃料電池自動車(FCEV)を2024年に北米と日本で発売予定だと発表した。これは2022年に北米で発売した「CR-V」をベースにしたもので、短い燃料充填時間で長距離を走行できるFCEVの特長に加え、プラグイン機能により、家庭で充電できるEVの利便性も兼ね備えている。FCEVのほか、燃料電池システム活用のコアドメインを、商用車、定置電源、建設機械の4つとし、他社との協業にも積極的に取り組む。特に商用車領域では、いすゞ自動車と燃料電池大型トラックの共同研究を行っているほか、東風汽車集団股份有限公司と共同で、次世代燃料電池システムを搭載した商用トラックの走行実証実験を開始する。 また水素事業の拡大として燃料電池システムを2020年代半ばに年間2,000基レベルで社外へ販売を開始する。2030年には年間6万基、2030年代後半に年間数十万基レベルの販売を目指すという。また、燃料電池システムの進化に取り組み、GMと共同開発している次世代燃料電池システムにおいて、耐久性を2倍、コスト3分の1の実現を目指す。このGMとの取り組みに加え、さらに耐久性2倍、コスト半減を実現すべく、引き続き要素研究を進める。 将来的には、宇宙領域での燃料電池技術・高圧水電解技術など、水素技術の活用も視野に入れた研究開発を進める予定だ。 |
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