経済産業省=国家備蓄石油480万バレル放出、5月10日入札実施
経済産業省は22日、国家備蓄石油を約76万kl(約480万バレル)放出すると発表した。ウクライナ情勢を踏まえた国際エネルギー機関(IEA)の協調行動の一環で、石油備蓄法に基づく初めての措置。原油を対象に、喜入(鹿児島)の約16万kl、白島(福岡)の約28万kl、上五島(長崎)の約32万klをそれぞれ入札で売却する。開札日は5月10日。喜入、白島は6月20日以降、上五島は8月11日以降の引渡しを予定している。
IEAは1日、加盟国で協調して計1億2,000万バレルの石油備蓄を放出することを決めた。それを受け、政府は国家備蓄900万バレル、民間備蓄600万バレルを放出することを決定した。今回の国家備蓄の放出はそのうちの一部。残りは準備が整い次第、売却手続きに入る方針だ。
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