川崎汽船=日本製紙向けに新造木材チップ専用船を投入
川崎汽船は28日、2022年竣工の新造360万CFT型木材チップ専用船を対象として、日本製紙と連続傭船契約を結んだと発表した。
新造船は、日本製紙が海外から調達する製紙用木質チップ輸送に従事する。また、2023年に北海道苫小牧市で稼働予定のバイオマス専焼発電事業向け燃料チップ輸送も一部を担う予定だ。同発電所は日本製紙の北海道工場勇払事業所内に建設し、日本製紙が51%、双日が49%を出資。2020年3月に着工、2023年1月に運転開始を予定している。発電出力は7万4,950kwで、発電設備の運転や保守を日本製紙が受託し、電力を北海道電力に販売する。
投入船は、プロペラ後方にHybrid Finを搭載し燃費改善を見込むとともに、2020年1月から始まるIMO環境規制に対応し、スクラバーを搭載する。
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