2日 原油は反発、ハマスの停戦合意に不透明感
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ44セント高の74.26ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同52セント高の79.22ドル/バレルと、いずれも反発している。 2日アジア時間の原油相場は上昇。1日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザのイスラム武装組織ハマスとの停戦案に合意したとの誤報が流れていたなか、中東の地政学的リスクの緩和が意識され、1日の海外時間では原油が下落していた。一方で、下落した反動からアジア時間では原油に買いが入っている。現在、ハマスは戦闘休止案を前向きに検討しているものの、「中東の地政学的リスクが再燃するかどうかはハマスの回答次第」と三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は述べた。さらに、芥田氏は「中東情勢については不透明な状況が継続している」と付け加えた。 日経平均株価は前日比409円83銭高の3万6,421円29銭で推移している。ドル円相場は1ドル=146.37円と、前日の17時時点(146.81円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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