1日 原油は反発、中国財新PMI予想上回り買い戻し
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ60セント高の76.45ドル/バレルと反発、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)も同61セント高の81.16ドル/バレルと反発している。
1日アジア時間午前の原油相場は反発。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は昨晩の原油価格の下げが大きかった影響で値ごろ感が生じていたところに、「アジア時間で公表された中国の1月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.8と事前予想を0.2ポイント上回ったため、買い戻しが入っている」と指摘した。目先の展開については、今晩に石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の合同監視委員会(JMMC)が予定されているが、「大きな決定はされないだろう。むしろ中国景気などグローバル経済が相場に影響するのではないか」との見方を示した。
日経平均株価は前日比294円70銭安の3万5,992円01銭で推移している。ドル円相場は1ドル=146.51円と、前日の17時時点(147.66円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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