11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ3セント安の74.73ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同7セント安の79.99ドル/バレルと、いずれもわずかに反落している。
23日アジア午前時間の原油相場は反落。「為替市場では持ち高調整によってドル高が進んでおり、ドル建てで決済される原油は割高感から売られやすい」(ニッセイ基礎研究所=上野剛志上席エコノミスト)。また22日の欧米市場でWTI、ブレントはともに1.50ドル以上急騰しており、利益確定の売りも出ている。
同氏はこのほか、リビアのシャララ油田の操業が21日に再開し、不可抗力条約(フォースマジュール)宣言が解除されたことも弱材料に挙げている。「22日の市場ではロシアの地政学的リスクの高まりによってリビアの操業再開は材料視されなかったが、原油の供給増加は相場を下げる要因になりやすい」(同氏)と伝えられた。
また、イスラエルがイスラム武装組織ハマスに対して、最大2カ月の戦闘休止を提案したとの報道が出ていることも、材料視されている可能性があるもよう。
日経平均株価は前日比228円43銭高の3万6,775円38銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.18円と、前日17時時点(148.05円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):164.86 (↓0.92)
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