11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ25セント高の64.08ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同20セント高の66.94ドル/バレルと、いずれも続伸している。
原油相場は前日の欧米市場の流れを引き継ぎ、続伸した。4日に石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が実施したオンライン会合で、4月からの協調減産幅維持が決定したため、需給の引き締まり観測が再度強まった。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「減産縮小の継続がもたらす余韻が現在も続いている」と指摘した。今回ロシアが日量13万バレル、カザフスタンが同2万バレルの合計で同15万バレルの増産に留まる一方、サウジアラビアは同100万バレルの自主的な減産を継続する。この数字に対し、「サウジアラビアはロシアやカザフスタンのような増産希望国の分まで減産量を負担することで、OPECプラス全体の減産姿勢を維持したい意向がある」(同氏)と付け加えた。
日経平均株価は先週末比526円84銭安の2万8,403円27銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.91円と、前日17時時点(107.16円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):102.91 (↑0.54)
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