15日 原油はまちまち、需給引き締まり観測も上値重く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は、前日比6セント安の27.50ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は、同11セント高の31.24ドル/バレルで推移している。 石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が協調減産を順守する中、先進国の多くが経済活動を再開し、原油需給の引き締まり観測が台頭している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「強材料が散見される中、相場は上値を試しており上昇しやすい地合い」と述べた。一方で、WTI先物は限月の切り替えが近づいており、プレーヤーの多くは先月のようなマイナス圏への転落を意識し、早めに手持ちの整理に動いている。また、足元の原油需要は大幅に回復していないため、同氏は「(WTI原油価格の)上値は重い展開が続き、価格が変動しやすい」と付け加えた。 日経平均株価は前日比11円3銭高の1万9,925円81銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.27円と、前日の17時時点(106.86円)と比べて、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):49.96 (↑0.93)
|