25日 原油は続伸、米経済対策も新型肺炎で上値は重く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は、前日比1.03ドル高の25.04ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は、同91セント高の28.06ドル/バレルで推移している。 新型肺炎の感染拡大を受け、米議会で協議中の緊急経済対策が合意されるとの期待から、米株式市場は大幅に反発した。ダウ平均株価は前日比2,112ドル98セント高の2万704ドル91セントと、2万ドル台で取引を終えた。これを受け三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「リスク資産である原油も買われ、(原油)相場は切り上がった」と述べた。一方、新型肺炎の感染拡大で世界経済の回復には依然として不透明感が強く、相場の上値は重い。同氏は「原油の需要回復を伴わない限り、米経済対策の効果は限定的」との見方を示した。 日経平均株価は前日比945円37銭高の1万9,037円72銭で推移している。ドル円相場は1ドル=110.80円と、前日の午後5時時点(110.52円)と比べて、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):58.21 (↓0.21)
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