2日 原油は反発、OPEC総会で減産継続への期待感から買い先行
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は、先週末比1.00ドル高の56.17ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は、同86セント高の61.35ドル/バレルと、いずれも反発している。 先週末の海外市場での急落を受け、アジア時間では値ごろ感から買いが先行、反発している。6日から行われる石油輸出国機構(OPEC)の総会を前に、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、「サウジアラビア国営サウジアラムコの株式公開買い付け(IPO)を前に、原油価格の下落は産油国にとって本意ではない。総会前の駆け引きの中で不安材料も伝えられるが、原油市場の均衡維持のために、減産の延長や強化について何らかの決定がなされるとの期待感が相場を下支えている」と指摘した。 日経平均株価は先週末比232円35銭高の2万3,520円93銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.68円と、先週末17時時点(109.50円)と比べ、わずかにドル高・円安方向に振れている。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):93.48(↑0.02)
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