インドネシア=バイオジェット燃料の試作を年内開始
インドネシアの国営石油ガス会社プルタミナは7月下旬、バイオジェット燃料(以下グリーンavtur)の試験生産を年内にも開始する予定であると発表した。グリーンavturはパーム原油を原料としたジェット燃料で、中ジャワ州にあるプルタミナのチラチャプ製油所で生産する見通し。当初の原料は通常の原油に3%のパーム原油を混合したものを使用すると見られている。将来的にはパーム原油100%の精製により生産する計画だ。インドネシアのジョコウィドド大統領は昨年8月、パーム油を原料にした環境に優しい「グリーンavtur」の生産実現を関係閣僚に指示した。同大統領は、環境改善だけでなく、国産品の使用で燃料輸入を縮小させ貿易収支の赤字を減らす効果もあるとし、バイオ燃料の生産促進に積極的な姿勢を見せている。 |
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