シンガポール=舶用アンモニアのサプライチェーン研究
伊藤忠商事及び伊藤忠エネクスはヴォパックターミナルズ・シンガポールとの間で、舶用燃料としてアンモニアを供給するためのサプライチェーン構築に関する研究を共同で行うことで合意した。海運関連を扱う国際連合の専門機関である国際海事機関(IMO)は、温室効果ガスを2030年までに2008年比40%、2050年までに同50%それぞれ削減することを目標としている。海運業界はこの方針に基づいて様々な努力を行っている。温室効果ガスを排出しないアンモニアは船舶用の代替燃料として注目されている。 今回の3社合意では、伊藤忠商事がインフラ設備やアンモニア燃料の供給に関する国際的なネットワークの開発促進、伊藤忠エネクスがシンガポールでのアンモニア燃料を船舶に供給するネットワークの研究をそれぞれ担う。ヴォパックターミナルズ・シンガポールはアンモニア燃料の貯蔵や荷役に関連する陸上設備の研究開発を行う。同社は石油製品や化学製品の世界有数の物流販売会社である蘭ロイヤル・ヴォパック(オランダ・ロッテルダム)のシンガポール法人。 |
シンガポール : 萩本 智史 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.