原油・コンデンセート=9月13~17日: アルシャヒーン、QP入札は+1.50ドル台
中東 カタール国営石油会社(QP)は14日に締め切った入札で、11月積みアルシャヒーンを販売した。対象となった3カーゴのうち、1~2日積みを中国国際連合石化(ユニペック)がドバイ市況に対して1.60ドルのプレミアムで落札した。また、24~25日および25~26日積みは1.50ドルのプレミアムで中国石油天然気(ペトロチャイナ)に販売された。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 11月積み東シベリア産エスポの市況連動相場は、ドバイ市況に対して4.60~4.70ドルのプレミアムに上昇した。主要な需要家である中国国内でガソリンなどの精製マージンが改善しており、需要増加期待が相場を押し上げた。露生産者スルグトネフテガスが16日に締め切った11月積みエスポを対象とした2回目の販売入札で、対象の3カーゴ(11月11~18日、14~21日、18~25日積み、各74万バレル)を販売した。11~18日積みと18~25日積みの2カーゴを欧マーキュリアが、14~21日積みカーゴを日本商社が購入したようだ。価格はドバイ市況に対して4ドル台半ばから後半のプレミアム。いずれのカーゴも中国の需要家に仕向けられる公算が大きい。
南方 11月積みベトナム産チムサオの市況連動相場は、DTDブレントに対し2.45~2.55ドルのプレミアムに上昇した。マレーシア産原油の供給減少を背景に、代替油種となるベトナム産原油の需要が強まっている。ベトナム国営PVオイルは15日に締め切った入札で、11月11~15日積みのチムサオを販売した。落札者は米エクソンモービルで、価格はDTDブレント指標に対して2.50ドルのプレミアム。
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