LNG=9月6~10日:北東アジア着相場は上昇、生産障害が長期化
【DES北東アジア】 DES北東アジア相場は上昇した。商いの中心となる11月前半着が20.40~20.70ドルと先週末から80セント切り上がった。マレーシアのビンツルプロジェクト(年産2,800万トン)、オマーンプロジェクト(同1,050万トン)に加え、サハリン2プロジェクト(同1,080万トン)でも生産量が通常の水準を大きく下回っており、供給に遅れが出た。これら品薄感が強いなか、蘭TTFなど欧州の天然ガス相場が上昇したことで、中国向けを中心に転売用のカーゴ確保を進める欧系トレーダーなどポートフォリオプレーヤーが買唱えを切り上げた。 【FOB中東、DES南アジアおよび中東】 パキスタンLNG(PLL)が8月24日に締め切った買付け入札は、応札価格の有効期限である9月9日を迎え、10~11月着計3カーゴの落札が決まった。仏トタルエナジーズが10月17~18日着を17.1449ドル、11月16~17日着を17.5350ドル、欧ビトールが10月27~28日着を18.9966ドルでそれぞれ販売した。 【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 ペループロジェクト(年産445万トン)では、生産障害が続いた。7月14日にMEGI型「メガラ」号(容量17万4,000立方メートル)に1カーゴに満たない小ロットが積み込まれたがそれ以降、出荷が途絶えた。 |
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