国内石油製品=12月14~18日: 陸上 堅調に推移、元売りの仕切り上げと先高観測の高まりで
【陸上】
東名阪の製油所出しは堅調。ENEOSをはじめ主要出し元各社が仕切り価格を引き上げたため、卸各社が値上げを進め、相場が押し上げられた。また、原油相場が堅調に推移したため、元売り各社が翌週も仕切り価格を引き上げるとの観測が強まった。これにより仮需めいたオーダーが増える一方、売り気が後退。買い優勢のマーケットが顕著になった。
【海上】
陸上市況の上昇につられる格好で、週半ばに相場が底上げされた。元売り各社の仕切り引き上げを受け陸上市況が上昇、海上市場の買い気が強まった。灯油は寒気の影響で北向けの転送需要が高まり、海上市場での売り圧力が後退、底堅さがみられた。重油でも灯油転送用バンカー需要が高まり、相場の下支えとなったようだ。年内にバンカー燃料のため込みを進めるバージ会社が増えるとの見方から、重油は売り圧力が弱い面もあった。
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