国内石油製品=11月23~27日: 陸上 千葉製油所で売り優勢、月末の枠消化が過熱
【陸上】
東名阪の製油所出しでは、月内商談の最終局面を迎えた。ENEOSをはじめとした主要出し元各社が週決め仕切り価格を据え置いたものの、月次販売枠の消化売りが進み、相場がじわじわ押し下げられる展開となった。千葉製油所出しでは、月内最終商談で白油、LSA重油が大幅切り下がった。中堅元売り玉を担いだ大手広域ディーラーが月次販売枠の消化売りを進めたため、相場が強く圧迫された。とくにガソリンは販売不振から手持ちを持て余した業者が多く、乱売合戦の様相を呈した。
【海上】
11月商談は最終盤に差し掛かった。元売り各社が翌週の仕切り価格を最大2,500円引き上げるとの見方から先高観が強く、月中引取りの玉を買い付ける動きが広がった。ただし、元売り各社が当週の仕切り価格を据え置いたことなどから相場への影響はみられなかった。週半ばには、12月商談に移行した。11月の仮需の反動などもあり、スポット商談は様子見ムードが強かった。上げ基調にあった原油、先物相場が週末に反落したため、見極めに徹する向きも少なくなかった。
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