LPG=11月2~6日: 極東着相場が急伸、原油高を受け
CFR極東:
先週の極東着相場は大幅上昇。原油相場の上昇に引っ張られた。買い気の高まりも強材料視された。Rim Asia Indexは5日時点でプロパンが468.75ドルと10月29日比23.25ドル高、ブタンが488.75ドルと同23.25ドル高。日本着市場では、買戻しを狙うトレーダー勢が12月着プロパン2万3,000トンを計3カーゴ以上購入。中国向けでも12月着のスポット玉が数カーゴ成約されているようだ。
FOB中東:
原油高や極東着相場の上昇を受け、12月CP予想はプロパン445ドル、ブタン455ドルに上方修正された。しかし、FOB中東積みカーゴの需給は緩んでいる様子。11月末積みプロパン/ブタン各2万2,000トンがこのところ12月CP対比10ドルのディスカウントで成約されたもよう。12月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンは12月CP対比10ドル台前半のディスカウントで買い唱えられている。
日本国内:
京浜の11月渡し陸上相場はプロパンが49,000~49,500円、ブタンが50,300~51,000円と小幅下落した。潤沢な供給を受けた。元売り2社はプロパン49,000円台半ば、ブタン51,000円台前半でスポット供給中。売りポジションのディーラー勢はプロパン49,000円台半ば、ブタン51,000円で販売打診している。しかし、買い手はこれらの水準での購入に消極的だ。ディーラー1社がプロパンを49,000円、ブタンを50,000円台前半で物色している程度。