原油・コンデンセート=10月19~23日: マーバンが反発、富士石が2カーゴを調達
中東
12月積みアブダビ産マーバンの市況連動相場は、OSP指標に対して20~25セントのプレミアムに上昇した。日本の需要家による買いが相場を押し上げた。富士石油は21日に締め切った中東産サワー軽質油種を対象とした買付け入札で計2カーゴのマーバンを手当てしたと伝えられた。売り手は英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルとみられるメジャーと欧州のビトール。価格はOSPに対して20~25セントのプレミアムだった。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ
12月積み東シベリア産エスポの市況連動相場は、ドバイ市況に対して2.25~2.35ドルのプレミアムに上昇した。中国の独立系石油会社の需要が1月から回復するとの見方から相場が一段高となった。露生産者スルグトネフテガスは22日に締め切った12月積みエスポの販売入札で対象となる27~31日積みの1カーゴを販売した。価格はドバイ市況に対して2.30ドルのプレミアムで、買い手は欧州のガンボーだった。
南方
タイ石油公社(PTT)は20日に締め切った同国石化IRPC向け1月1~10日着となる軽質スウィート原油およびコンデンセートを対象とした買付け入札で、マレーシア産ミリを購入したもよう。売り手は欧ビトールとみられている。価格については、CFRベースで少なくとも1.30ドルを上回る水準とみられている。ビトールは既報のとおり、前回のPTTによるIRPC向けの買付け入札においても、ミリを販売していた。
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