国内石油製品=10月19~23日: 東名阪は小動き、元売り仕切り据え置きで売買材料難
【陸上】
東名阪の製油所出しは小動きで推移した。ENEOSをはじめとした主要出し元各社が仕切り価格を据え置いたため、卸各社が市況の方向感を定めづらかったようだ。月内のポジションがバランスする向きが多く、卸各社のスポット市場での売買意欲が乏しかったことも相場の動きを鈍らせたようだ。
灯油は北関東を中心に徐々に需要が盛り上がり始めたことなどから京浜は底堅さがみられた。
【陸上】
灯油を除き小動きで推移した。元売り各社が仕切り価格を据え置いたため、コスト面での上げ下げ材料が乏しかった。また、陸上市況の動きも鈍く、相場の方向感が定まらなかった面もある。月内取引が終盤に差し掛かる中、月内のポジションを手じまい、市場から撤退するプレーヤーも多かった。
こうした中、灯油は東西ともに乱高下した。元売りが背景にあるとみられる買い気に押し上げられる局面がみられる一方、在庫水準が高いため、吸収し切れない浮遊玉が激しく売り込まれる局面もあった。
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