国内石油製品=9月28~10月2日: 10月スタートは売り先行、先安期待で手持ちの処分売り優勢
【陸上】
東名阪の製油所出しは9月商談が最終局面を迎えた。月内取引が概ね一巡したため、スポット商談を手じまい、様子見に徹するプレーヤーが多かった。スポット市場は閑散とし、値動きも乏しかった。10月商談に移行してからは売りが先行した。原油、先物相場の急落を受け、元売り各社が翌週、翌々週の仕切り価格を引き下げるの観測が浮上。先安観が生まれ、月間平均玉の消化を急ぐプレーヤーが増勢となった。
【海上】
10月渡し商談移行後間もないことから様子見に徹するプレーヤーが多かった。月次枠の設定も終わっていないためポジションが固まらず、積極的にスポット商談に関わることができない向きも少なくなかったようだ。また、原油、先物相場の値動きが激しかったため、現物商談を手控え、模様眺めに徹する向きも見受けられた。こうした中、灯油は軟調地合いが目立った。在庫水準が高いほか、需要期前で消費が鈍いため、スポット市場で早めに玉を手放そうとする動きが東西で広がった。
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