LPG=9月28~10月2日: 相場は反発、需要回復を受け
CFR極東:
極東着相場は先週、買い気の回復を受けて反発した。Rim Asia Indexは2日時点でプロパンが398.50ドルと9月25日比8.00ドル高、ブタンが428.50ドルと同8.00ドル高。プロパン単体に対する需要が強まっている。11月前半日本着プロパン4万6,000トン1~2カーゴが成約されたようだ。10月末~11月初め韓国着プロパン2万3,000トンも成約に至ったとみられている。加えて、欧トレーダー2社や日本元売り数社が11月着プロパン/ブタン同率玉を物色中と伝えられている。
FOB中東:
10月CPはプロパンが375ドル、ブタンが380ドルで確定。9月末に極東着市況が上昇したことやインド向け需要の回復を反映し、直前のペーパー市場の水準を上回る格好となった。11月CPは2日午前の時点でプロパン380ドル、ブタン385ドルと予想されている。スポット市場では、欧トレーダー1社がカタール産ガス1社から10月末積みプロパン単体を、インド輸入1社が南コーカサス石油1社から11月積みプロパン/ブタン同率玉をそれぞれ購入した。買い気の高まりを受け、FOB中東積みカーゴの相場も上昇している。
日本国内:
11月渡しの商談が始まった。京浜の陸上市場では、売り手が当初、プロパン、ブタンともに46,000円台後半で売り唱えていた。しかし、阪神や中京でプロパン、ブタンいずれも46,000円弱の玉が浮上。供給が漸増する中、京浜の相場もプロパン、ブタンいずれも45,500~46,300円に下落している。