国内石油製品=9月21~25日: 製油所市況は上昇基調、元売りの仕切り引き上げを受け
【陸上】
東名阪の製油所出しは週半ばに市況が切り上がった。ENEOS、出光昭和シェルなど主要出し元各社が仕切り価格を引き上げたため、卸各社が値上げに動いた。ガソリンは大型連休中に小売出荷が好調だったため、浮遊玉の消化が進んだ。売りから買いに転じるプレーヤーも散見された。中間三品は生産過剰から月次販売枠を持て余す業者が一定程度残った。
【海上】
陸上市況の上昇につられる格好で総じて堅調に推移した。灯油は週末にかけて乱高下した。元売りの買いが背景にあるとみられる強気の成約がみられたため、一時切り上がったものの、手持ちを抱える業者による売りが後をたたず、週末には再び下落に転じた。
ENEOSの根岸製油所第1トッパー(日量12万バレル)は25日に定期修理に入り、稼働が停止した。計画どおり11月上旬までの予定だ。
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