国内石油製品=7月20~24日:陸上 総じて弱含み、4連休中のオーダー囲い込み競争で
【陸上】
東名阪の製油所出しは4連休を前にした水曜日にやや売りが優勢となった。それまで手持ちを温存してきた卸業者が多く、4連休中のまとまったオーダーの囲い込みに動く向きが増勢となったため。ただし、下げの勢いは弱め。ENEOSが7月30日から適用する仕切り価格に7月積みサウジ原油調整金4円相当を上乗せするとの見方が広がり先高観測が台頭。手持ち玉を一定程度月末に温存したいとするプレーヤーが出たことが影響した。
【海上】
全油種ともに小動きで推移した。月内取引が終盤を迎える中、卸各社とも概ねポジションを整理し、模様眺めに徹していた。ENEOSをはじめとした主要出し元各社が仕切り価格を据え置いたため、仕入れコストに変化がなかったほか、原油相場が小動きで推移したことも市場参加者の動意を削いだ面がありそうだ。
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