国内石油製品=1月20~24日:陸上 下げ加速、元売り各社の仕切り引き下げを受け
【陸上市況】
東名阪の製油所出しは週を通して下落した。JXTGエネルギーをはじめとした主要出し元各社が仕切り価格を引き下げたため、卸各社が一斉に値下げに動いた。また、週半ばの原油相場の大幅下落で、翌週も元売りが仕切りを下げるとの見方が広がり、先安観が台頭。手持ちの消化売りを急ぐ向きが増勢となったことも相場の下押し要因となった。とりわけガソリン、灯油は販売不振から荷余りが顕著で下げ足が早かった。小売りの販売が振るわず、余剰玉の解消が遅々として進まないことが背景にあった。
【海上市況】
原油価格の下落を受けて、各油種で軟化した。ガソリンは需要も乏しい時期の上、灯油は暖冬傾向が強く、上げ材料が見当たらない。更に29日以降、全国的に例年より高めの気温予想が気象庁から出ている。
入札関係では24日、防衛装備庁向け1万5,300klの競争入札が開札された。呉向け4,000klは届け62,000円割れ、残り4,000kl、1,000klは62,000円台後半で落札。舞鶴向け2000klは、届け6万7,000円前半、佐世保2,000klは届け62,000円割れ、1,000klは65,000円台後半だった。
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