国内石油製品=1月13~17日:陸上 下げ基調、原油相場の下落で先安観
【陸上市況】
東名阪の製油所出しでは下げ基調となった。原油相場が下落したため、元売り各社が翌週の仕切り価格を引き下げるとの観測が広がり、卸各社が手持ちの消化売りを加速した。白油は一部の元売りが特約店に対し増枠を進めたことなどから市場の供給が増加、需給の緩みにつながった。とくに灯油は記録的な暖冬の影響で実需が盛り上がりに欠けたため、下げ足が早かった。
【海上市況】
原油価格の軟化を受けて上伸力を欠く展開。15日に通知された仕切り価格は据え置きだったものの、総じて販売が軟調との声が聞かれ、上げ余力は乏しい。灯油は18日以降の全国的に気温は高めとの予報が出ており、強材料に欠ける。
軽油は24日に防衛装備庁向け入札1万5,300klの開札が行われる。同庁の年度内の入札は、今回が最終となる見通し。
A重油は16日からJOF市場で、京浜、阪神でビッドが提示され始めた。価格は東西で100klずつ、64,500円だった。
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