国内石油製品=11月18~22日:陸上 相場は小動き、原油相場の乱高下で方向感定まらず
【陸上市況】
東名阪の製油所出しは小動きで推移した。元売り各社は当週の仕切り価格を引き上げたものの、相場への影響は限定的だった。週半ばにかけて原油、先物相場が大幅続落し、翌週の仕切り引き下げ観測が強まったため、一定の売りが相場の上昇を抑えた。京浜では、中堅元売りが白油を中心に増枠を要請したことが相場の重しとなった面もある。ただ、その後週末にかけて原油相場が大きく反発し、先安観測が減退。売り気が後退し、相場は底堅く推移した。
【海上市況】
原油価格は週末にかけて上昇したものの、材料性を欠いたことから上伸力も限られた。海上取引でも、各油種ともレンジ内の動きに終始した。ただ、灯油だけは北日本の各地で初雪が観測されるなど本格的な需要期に入ったため、安値の玉を物色する向きはみられる。ただ、23日以降は全国的に気温が高めとの予報が気象庁から出ており、買いも一時的との見方が出ている。
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