中国電力=防府バイオマス発電所でCCS、30年度ごろ導入へ
中国電力は24日、子会社のエネルギア・パワー山口が運営する「防府バイオマス発電所」(山口県防府市、出力11万2,000kW)で二酸化炭素(CO2)の分離、回収(CCS)設備の導入を検討すると発表した。同発電所は石炭と木質バイオマス燃料を混焼。発電で生じるCO2を年間50万トン回収することで、正味のCO2排出をマイナス圏まで抑え込む計画だ。検討は住友重機械工業、東芝エネルギーシステムズ、日揮グローバルと共同で実施。2030年度ごろの導入を目指す。バイオマス発電とCCSを組み合わせてCO2排出を抑える技術は「BECCS」と呼ばれ、商用化を見越したCO2回収量10万トン以上の大規模案件としては国内初の試みとなる。
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