ジャスミー=炭素クレジットの取引所「NCCX」を開設
物のインターネット(IoT)向け開発サービスのジャスミー(東京都港区)は、炭素クレジットの取引所「NCCX」を開設した。脱炭素関連事業を手掛けるグリーンカーボンがNCCXの事務局運営を行う。売買の対象は、政府が二酸化炭素(CO2)の吸収・削減量を認証する「Jクレジット」や、ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(NCCC、福岡市)が運営するボランタリークレジット(民間主導の炭素クレジット)、海外のボランタリークレジットなど。 21日の発表によるとこのほど開設したのは試作版で、9月下旬に正式に開設する。NCCXでは、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用することで、データの改ざんや二重計上などを防止し、炭素クレジット取引の迅速化と効率化を図る。法人間の炭素クレジット取引にとどまらず、一般消費者に向けた流通と利用の促進も目指すという。一般的な取引所形式のNCCXに加え、地方自治体向けの地域版取引所の開設も予定しており、今後、地方自治体などとの連携にも取り組む構え。
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