ノボノルディスク・三菱倉=EVトラックによる輸送、8月に実証開始
デンマークの大手製薬ノボノルディスクの日本法人と三菱倉庫は、医薬品輸送の二酸化炭素(CO2)排出量を削減するため電気自動車(EV)トラックを活用する実証実験を8月に開始する。ノボノルディスク・ファーマ(東京都千代田区)と三菱倉は東京から関東の一部地域への輸送トラック 1台を医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインに準拠した中型EVトラックに切り替え、CO2排出量の削減を図る。取り組みを継続的に評価・改善し、順次、対象地域の拡大を目指すという。 23日の発表によると、利用可能な充電スタンドが限定的で、一度に配送できる総積載量が小さく、走行可能距離も短くなるなど、EVトラックの導入にはまだ課題が多いとされる。両社は配送ルートの最適化などにより、今回のEVトラックの試行的導入につなげた。GDPガイドラインは、流通過程で医薬品の品質などが保証されることを目的として厚生労働省により2018年に定められた。
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