コマツ=2050年までにCO2排出ゼロへ―顧客の現場も対象
コマツはこのほど、二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロとするカーボンニュートラル(炭素中立)について、2050年までに達成するとの目標を発表した。15日の発表によると、CO2の削減対象は自社の拠点、自社の製品使用に加えて、顧客の現場全体に拡大する。同社のサプライチェーン(供給網)全体の排出量のうちの約9割を占める製品使用時のCO2については、環境負荷を低減する製品開発に向けた工程表を示した。製品開発は、燃費低減や製品効率改善に加え、ハイブリットやディーゼルエレクトリックなど現有技術の強化と、新技術として燃料電池(FC)や水素エンジンなど新技術を採用する方針。生産拠点に対しては、生産技術の改革による省エネ、自社で再生可能エネルギーを創る創エネ、再エネの購入の優先順位で取り組む。このうち、再エネ購入は、再エネで発電したグリーン電力やカーボンクレジットを対象とする。
図の出所: コマツ2021レポート
|
東京 : 電力チーム 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.