北海道経産局= Jクレジット活用セミナー、9日に開催へ
経済産業省の北海道経済産業局は、Jクレジット活用セミナーを3月9日に開催する。内容は、地球温暖化対策と絡めたJクレジット制度の説明のほか、講演と具体的な事例の紹介。講演のテーマは、地域の特性を活かして二酸化炭素(CO₂)を削減するため帯広市が取り組んだ「Jクレジット制度を活用した資金の地域循環」を予定している。事例では、北海道環境財団が北海道のカーボン・オフセット(自らの努力では削減しきれないCO₂を、その排出量に見合った形で、他者の削減活動に投資することなどにより、埋め合わせる)を紹介するほか、Jクレジット制度事務局が、全国のカーボン・オフセットについて説明するという。 セミナー開催は13時30分から15時30分で、参加無料。自治体や企業などを対象とし、定員はオンラインが100名、札幌第合同庁舎6階の会場が20名の先着順。3月5日に申込を締め切る。セミナー終了後の15時30分からは、希望者には、個別の相談にも応じる。 Jクレジット制度は、再生可能エネルギーの活用や省エネルギー設備の導入による温室効果ガス(二酸化炭素:CO₂)の削減量や、森林管理による温室効果ガスの吸収量をクレジットとして国が認証する制度。認証を受けたクレジットは、売買することが可能なほか、低炭素社会実行計画の目標達成やカーボン・オフセットなど、様々な用途への活用が可能。一方、クレジット代金は、クレジットの創出者に還元され、新たな温室効果ガス削減の取組などに活かすことができる。 ※ https://www.hkd.meti.go.jp/hokni/20210225/index.htm |