NEDO-再エネによる世界最大級の水素製造拠点が福島県浪江町に誕生
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこのほど、経済産業省と技術実証事業で整備を進めてきた、世界最大級の再生可能エネルギー由来の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」(福島県浪江町)の稼働を3月に開始すると発表した。今後、再エネ導入拡大にともなって発生する余剰電力を水素に変換し、貯蔵・利用する技術(Power-to-Gas)の技術実証を進める。FH2Rの稼働開始に先立ち、3月7日に同施設の敷地内で開所式を開催する。
製造された水素は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020大会)に使われるほか、福島県内で幅広く活用することで、水素社会の実現に向けた取り組み強化を図る。東京2020大会では、大会史上初めて、聖火台と一部の聖火リレートーチの燃料として水素が使われる予定だが、浪江町の施設で製造された水素も利用されるという。
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