海外=豪ARENAが高速充電網設置で助成、バングラと中国が再エネ発電
豪州の再生可能エネルギー支援機関(ARENA)は8月末、テイラー・エネルギー相が、高速充電ポイント網設置プロジェクトへの助成を計画していることを明らかにした。プロジェクトの投資額は5,000万豪ドルで2020~21年に高速充電ポイント42カ所を建設するという。1カ所目は、ブリスベーンに設置する予定だ。
他方、バングラデシュ国営電力会社(NWPGCL)と中国国家機械輸出入公司(CMC)は8月28日、再生可能エネルギー発電事業の推進に合意したと発表した。両社は、均等出資の合弁会社(JV)を設立し、発電能力500メガワット(MW)の風力・太陽光プロジェクトを手がける計画だ。
また、マレーシアのサラワク州パダワンにある「サラワク・バイオダイバーシティ・センター」(SBC)に藻類バイオの研究施設が完成したという。屋外施設で、東南アジア最大級になる。『ボルネオ・ポスト』(8月27日付)などが報じた。
ドバイの電気水道局(DEWA)と中国のドバイ領事は、クリーンエネルギー・再生可能エネルギー分野などで協力することに関心を示しているとされる。8月22日付の『トレード・アラビア』などが報じた。
米国では、2019年第2四半期の米カリフォルニア州のバッテリー電気自動車(BEV)の販売台数は2万6,754台と、前四半期比で微増した。プラグイン自動車(PEV)の販売台数は、第1四半期が3万5,668台、第2四半期は3万8,332台。前年同期の3万5,446台に比べ8.1%増加した。
米企業関連では、エクソンモービルとモザイク・マテリアルズは8月26日、二酸化炭素(CO2)回収技術を共同研究することに合意したと発表。モザイクは、金属有機構造体を利用して排ガスからCO2を分離する技術を保有しているという。
このほか、米国エネルギー情報局(EIA)が8月26日、米国の燃料用エタノールの生産能力を発表した。2019年1月1日現在、エタノールプラントの生産能力は、計168.68億ガロン/年(日量110万バレル)。2018年1月1日の165.42億ガロン/年からやや増加した。地域別では、中西部が最大の154.79億ガロン/年(同101万バレル)で、生産能力で大半を占めた。