LPG=国際セミナーが2年ぶりに開催、多様性とWithコロナをテーマに
エルピーガス振興センターが主催するLPガス国際セミナーが2日、「多様性とWithコロナの時代 ~LPガス市場の挑戦」をテーマに始まり、各講演者がコロナ禍による成長の鈍化や、パナマ運河の混雑が問題視された2020年を振り返るとともに、向こう5年あまりは中国やベトナム、バングラデシュ向けの需要を中心に、LPガスの世界的な取扱量が再び拡大していくと予測した。米国のエネルギー供給業者エナジー・トランスファーの講演を聞いた参加者は「(LPガスを)出そうとすればいくらでも出せるというスケールの大きさはすごい」と同国の潜在的な供給数量に対する感想を述べた。このほか、バイオLPガス技術の開発や、サウジアラビアから日本へ向けたブルーアンモニアの初輸出など、クリーンエネルギーに関する新しい動きも紹介された。
セミナーは3日までの予定。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止に追い込まれたが、今年はオンラインで2年ぶりに開催された。
写真=LPガスの新しい品質規定について話すサウジアラムコのアリ・アラム氏
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