大成建設=カーボンリサイクル・コンクリートを開発
大成建設は15日、二酸化炭素から製造した炭酸カルシウムをコンクリート内部に固定し、二酸化炭素収支をマイナスにするカーボンリサイクルコンクリート(T-eConcrete/Carbon-Recycle)を開発したと発表した。
この技術の特徴として、炭酸カルシウムを介してコンクリート1㎥あたり70~170kgの二酸化炭素の固定が可能。これは、二酸化炭素を地中に貯留するCCSに匹敵する。また、製造過程において二酸化炭素の収支がマイナスとなるほか、炭酸カルシウムを介することでコンクリートの強アルカリ性が維持されるため、鉄筋の腐食を防ぐことができる。更に、通常の設備で製造できるうえ、普通のコンクリートと同様の強度が維持され、施工性が発揮される。
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