日本海水=兵庫のバイオマス発電所が運開、チップ工場も新設
エア・ウォーターグループの日本海水は6日、同社が運営する「赤穂第2バイオマス発電所」(出力3万kW)が営業運転を開始したと発表した。製塩で電力を大量消費する日本海水はもともと赤穂工場(兵庫県赤穂市)内に「赤穂第1バイオマス発電所」(出力1万6,530kW)を保有し売電事業も行っているが、事業拡大のため同工場内に赤穂第2バイオマス発電所の建設を決定し、2017年7月に着工していた。赤穂第2の燃料消費量は年間23万5,000トン。パーム椰子殻(PKS)や、樹皮、間伐材由来のチップを使う。今回の運開と合わせて、木質チップ工場も新設した。
今回の運開でエア・ウォーターグループが抱える大型バイオマス発電所は3件となり、合計出力は約15万8,500kWに上る。2023年10月には系列の日本海水TTS苅田パワーが運営する木質バイオマス発電所(出力5万kW)を福岡県苅田町で稼働開始する予定だ。
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