HONDA=F1への参戦を2021年で終了、環境分野に経営資源を集中
HONDAは2日、2021年を最後にFIAフォーミラー・ワン選手権のパワーユニットサプライヤーとしての参戦を終了すると発表した。同社は最重要課題である環境への取り組みとして、「2050年カーボンニュートラルの実現」を掲げており、八郷代表取締役社長は会見で「将来、カーボンニュートラルを実現するために、今回大きく舵を切り、この新たなパワーユニットとエネルギーの研究開発に経営資源を集中していきます」と述べた。今後、燃料電池車、バッテリーEVなど、将来のパワーユニットやエネルギー領域での研究開発に重点投入していく方針を打ち出した。
先月16日にはEUのフォンデアライエン委員長が一般教書演説で2030年に域内の温暖化ガスの排出量を1990年と比べて少なくとも55%減とすることを表明。23日には米カリフォルニア州のニューサム知事が、2035年までに州内で販売されるすべての新車を排ガスを出さない「ゼロミッション車」とすることを義務付けるなど、先進国を中心に環境規制の動きが広がっている。
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