FIT入札=太陽光は加重平均12.57円、バイオマスは不調
低炭素投資促進機構は20日、一定条件に該当する太陽光発電やバイオマス発電設備が再生可能エネルギーの固定買取価制度(FIT)で売電する際の価格となる「太陽光第5回入札」および「バイオマス第2回入札」の結果を発表した。これによると、太陽光発電は募集容量41万6,191.8kWのうち、3万9,818.3kW分が加重平均ベースの12.57円/kWhで落札された。前回比で0.41円安い。最高落札価格は13円、最低落札価格は10.99円だった。
一方、バイオマス発電の落札はなかった。12万kWの募集に対し、3件で計4,480kWの応札があったものの、いずれも落札上限価格を上回った。応札価格は加重平均ベースで20.55円だった。
新規でFITを利用する再生可能エネルギー設備のうち、出力500kW以上の太陽光発電や一般木材などを燃料とする出力1万kW以上のバイオマス発電、ならびにパーム油などのバイオマス液体燃料を使ったバイオマス発電は、いずれも売電価格を入札で決める。14日の開札後に公表された落札上限価格は、太陽光が13円、バイオマスが19.6円だった。
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