11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ20セント高の77.18ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同13セント高の79.89ドル/バレルと、いずれも反発している。
15日アジア時間午前の原油相場は反発。米国で原油需給の緩和感が台頭したことを背景に、「前日に1ドル以上下落したため、自律反発の買いが入っている」(野村証券経済調査部=高島雄貴エコノミスト)ようだ。
ただ相場の上げ幅は大きくない。中国国家統計局が15日に発表した7月の工業生産の伸び率が前月を下回るなど、中国の景気減速が懸念されているためだ。さらに「国際エネルギー機関(IEA)が2025年の原油需要見通しを下方修正しており、需要増加への期待感が薄い」(同)との指摘が寄せられた。
日経平均株価は前日比264円96銭高の3万6,707円39銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.46円と、前日17時時点(147.41円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):171.29 (↓1.13)
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