11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は前日終値と比べ23セント安の82.10ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は同21セント安の85.54ドル/バレルと、いずれも続落している。
9日アジア時間午前の原油相場は続落。パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦協議が進展するとの期待から、「中東の地政学的リスクの後退が意識されて原油相場の重石となっている」(ニッセイ基礎研究所=上野剛志上席エコノミスト)。イスラエルは代表団を派遣してハマスとの交渉にあたっている。さらに、7日にフランスで実施された国民議会選挙の結果から、ユーロ安が進行。これに伴いドル高が進み、「ドル建ての原油先物の売りにつながっている」と同氏は述べた。ただ、エネルギーの供給不安から下げ幅は限定的。8日に米テキサス州に上陸したハリケーン「ベリル」の影響を受け、米国では7つの港が閉鎖されていると伝えられた。
日経平均株価は前日比514円86銭高の4万1,295円56銭で推移している。ドル円相場は1ドル=161.07円と、前日の午後5時時点(160.91円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):187.17 (↓1.10)
<PR>お知らせ
|
リム情報開発は2024年2月、創業40周年を記念し、『エネルギーの歩み』を刊行しました。 石油メジャーの誕生から脱炭素化に至るまで、 エネルギーの歴史をわかりやすくひも解くとともに、 リムならではの市況解説もふまえた充実の一冊です。 原油、石油製品、LNG、LPGの貿易統計に加え、年表も資料として掲載しており、 業務や勉強に幅広く利用していただけます。 この機会にぜひお申し込みくださいませ。
お申し込みは右のアイコンから可能です。
|
|
リム情報開発は5月20日、エネルギーの「いま」をまとめて把握できる季刊誌 『エネルギー通信』第20号を発行しました。 今号では、次世代原子力発電で作った「イエロー水素」の実用化に向けた取組みや、 2023年から再生可能エネルギー電力買取価格制度の対象になった カシューナッツ殻(CNS)の燃料化事業に乗り出したMIRARTHエナジーソリューションズの インタビュー記事などを掲載しています。 また、韓国のアンモニア事情など国際的なトピックスも取り上げております。 『エネルギー通信』第20号で、最新の動向をぜひご確認ください。
『エネルギー通信』は、WEBで閲覧いただくことができます。
お申込み・お問い合わせはこちら
URL: https://www.rim-intelligence.co.jp/contents/info/eneletter/
エネルギー通信チーム TEL: 03-3552-2411 / Email: info@rim-intelligence.co.jp
|
|
|