16日 原油は小幅高、米石油在庫が影響
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ8セント高の72.68ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同12セント高の75.58ドル/バレルと、いずれも上昇している。 米国時間では、米ガルフの石油生産が徐々に復旧しており、先週末からの原油上昇に対して利益確定の売りが台頭した。15日時点では同地域の石油生産量は通常の30%減(日量54万バレル)まで回復している。 しかし、アジアの取引時間内で、原油相場は小幅に上昇。「国際エネルギー機関(IEA)が10月の石油需要見通しを日量167万バレル増と発表したことや、ハリケーン『アイダ』の影響で米国の石油在庫が低く推移していることが相場を下支えた」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)=野神隆之首席エコノミスト)。 日経平均株価は前日比179円7銭安の3万332円64銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.25円と、前日の17時時点(109.44円)と比べドル安・円安方向に振れている。
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